5年ぶりの京都での個展でした。沢山の方々にご来場いただき感謝致します。.今回のギャラリー16での個展では、ホワイトキューブに大型の染色作品human wall(2000×13000mm)と、制作に使用する型紙を資料として展示しました。染め重ねていく行為、時間の経過、型紙の持つ反復や連続の性質なども含めて作品を鑑賞していただける空間を意識して作りました。型染めという技法に出会いもうすぐ20年になります。ベースはとても大事にしています。技法の特性を理解し、素材の布に寄り添い、自分の表現に変換していくまでには、とても時間がかかります。実験や失敗を繰り返しますが、染色表現の面白さはまさにそう言った部分に含まれていて、コントロールしながらも意図しない偶然性と出会う瞬間があり、心が大きく動かされます。.また次回の展示に向けて精進したいと思います。.お越しいただきました皆様、今回の個展に関わり助けて下さいました皆様、ありがとうございました。写真:片倉玄徳